本気でおんりーゆー!

ミュージカル見てきました。レポってほどレポでもない。
(ライブDVDとどっちから書こうか迷ったけど、時系列順で。)


行く前の話からしますと、本当にチケが取れなかったんですよね><
いつものミュージカルの感覚で考えてるからw
休日が一般売りでも全然なくて。
たまたま23日の祝日は残ってたんで行ってきました。



内容としては非常にボリューミーで見応えがありました。
休憩とか全部コミコミで3時間。3時間座りっぱって、慣れないことするもんじゃないなw


原作に加えてコミカルに書かれてる部分があったりしてすごく楽しかったです^^
ミュージカルって本来ああいうものなのかー。


曲はほとんどわかんなかったんですけど、ストーリーにものすごく自然に組み込まれてた気がする。
そういう中で、亜弥ちゃんの歌い方に違和感。
周りの方々が舞台の人たちだから発声のしかたが違うんだろうなぁ。
舞台女優としてじゃなく歌手として歌ってたのかもしんない。
まぁ英語の発音がアレだったりしたけど^^;


ANZAさん、映美さん、尾藤さん、マルシアさん。びっくりするぐらい皆さん役にはまってるんです。
特に役として意外だったのは尾藤さん演じる令子。尾藤さん本人もコメント残してるんですが、令子ってもっと新入社員っぽいキレイなおねえちゃん役なのかと思ってたw
これは見せる側の勝ちですね。演じるリアルの5人が5人とも本当にキレイなお嬢様方だから令子も彩子的なルックスでも良かったと思うんですけど、見事にワンポイントになってる。


9kって若干高いなって感覚が最初はあったんですけど、むしろ大満足。
俺個人としては何回も見るものではないかなと思いますが、一回は見ておいてよかった。





で、ミュージカルの内容もよかったんだけど、(休憩のときに思わず買ってしまった)パンフの内容がけっこう面白くて。


竹内まりや×松浦亜弥の対談が載ってるんですが、まりやさんって本気ファンなんですね。
本当に失礼なんですが、こんなにちゃんと見ているとは思いませんでした。すいません。。

間違ったことや、自分が「NOだ」と思ったことに対して、ちゃんとNOと言える勇気がある気がして。
私自身もいろいろと迷いながらやってた若い時期を思い出すと、亜弥ちゃんは潔いなぁと。仕事に対しての姿勢がプロフェッショナルだと思うな。
自分の活動ビジョンを持っていて、「今、私がこの歌を歌うべきではない」とかも考えながらも、やらなきゃいけないことへの対応はちゃんとする。
そこが大人だと思うんです。

たとえば亜弥ちゃんが50歳になったときに「Yeah!めっちゃホリディ」とか「ドッキドキ!LOVEメール」を歌っても、きっとそこに何か自分との接点があると思う。50歳だからこそ面白い、「Yeah!めっちゃホリディ」が歌える日が来ると思うのね。
20代のときに歌ってた歌が、30代になったある日、急に腑に落ちるとか、そんな面白い発見があったり。
また、自分が全く体験したことのない歌を歌っても、それは演じるのと同じことで、感情移入して聴くリスナーにとっては、その歌声が一番的確な表現をしていたりする。だから歌声の力は大きいと思う。

(以上、本気でオンリーユーパンフレットより抜粋)


すげー!完全にヲタと同じ目線を持ってますよね。
なおかつ自分の経験を踏まえて話しているから言葉に重みがあります。


もともとの話の中でも「らしさを出して歌ってほしい」っていうお話がまりやさん本人からあったみたいなんですが、ここまでちゃんと見ていてくれて指名をしたっていうのは本物なんだなって。



あと、こんな話もありましたよ。

竹内:
亜弥ちゃんは自分で書いてる歌はないの?


松浦:
書いてはいるんですけど、表に出してないんです。まだ恥ずかしくて出せない(笑)


竹内:
そうなんだ、意外だなぁ。
今の亜弥ちゃんがどういうことを言いたいのか、恋愛観だったりを、たぶんファンの人は知りたいかもね。


松浦:
でもみんなが求める曲と、自分が出してしまう曲はちょっと違うんですよ。私、どうしてもキレイに書けなくて、リアルな日記みたいに書いてしまうので。


竹内:
それが自作詞たるところだから、そこから始めてもいいんじゃない?そういうの見てみたいってファンの人は思ってるかもしれないし。


松浦:
そうですねぇ。


竹内:
時代が求めることは何かを考えることも大切で、客観性は必要なんだけど、今自分が一番歌いたいものは何かというものも探してほしい。
それと、リスナーとの接点がどこにあるんだろうかと探していくのもいいんじゃない?時代が何を一番必要としているかは、わからないものだしね。


松浦:
そうですね。確かに、何が合うのか分からないですもんね。


(パンフレットより抜粋)

亜弥ちゃんはきっと空気を読みすぎちゃうんでしょうね。
自分も最近知ったんだけど、「空気読んだ上であえて読まない」っていうのも結構大事なんじゃないかなって思う。
なかなか思い切った決断にはなると思うので躊躇いはあると思うんですが、ヲタとしては聴きたいです。



このミュージカルって、もしかしたら後々いろんな意味を持つのかもしれないですね。
まりやさんに曲を書いてもらうとかってだけじゃなく、考え方をいろいろ吸収できたりもするのかも。


秋のライブは断然楽しみになりました。これを踏まえてどういう風な内容になるのかな?
ミュージカルは時間があったらもう一回ぐらい見に行くかも。