今の亜弥ちゃんに足りないもの

昨日の飲み会から今日の横アリにかけていろいろ考えてて少しだけまとまったこと。
俺が考えるところ、です。


ここ数年のB℃の伸びっていうのはすばらしいです。
女の子としてそれぞれ個性が出てきてるのもあるんだけど、パフォーマンスとか歌唱力とか団結力とかものすごく向上してる。


今日はライブ見てきたんですけど、下手な雑味が何もなく純粋に「楽しい!」って言えるものだったんですよね。
ここが良かった悪かったじゃなくて、トータルでなんか楽しいからそれでいいじゃない!って感じ。
こっちのレポで書いてたどうたらこうたらは、終わった後で思い返してみての内容です。)
個人的にはそういうスタンスがものすごく好きです。なんでも楽しけりゃ勝ちだよね。



今日のライブで感じた“がむしゃらさ”とか“雑さ”は、今の亜弥ちゃんにはないものです。はっきり言える。


雑さっていうのは、いい意味での言葉です。初々しさ?とか荒削りな感じ。
まぁ言ってみたら、今日のライブは全編通じて台本ですわ。MCもほとんど変わらないし。
でもその中で、スポットライト当たってないところでちょっと頑張るりしゃこがいたりするわけです。それもまだこなれてない感じで。
それぞれが初めての経験の中で何とか自分を出そうと頑張ってる。



なんだろう、ラーメンみたいなもんかなぁ。上手い例えじゃないかもしれんけど。


今のBerryzとか℃-ute(娘。もそうかも)は二郎とかに近いと思います。
全体としては大雑把な食べ物なんだけど、それぞれ独特の感じがあって食べ終わった後は美味いか不味いかしかない感じw
何がいいの?って聞かれてスープとか豚とかそれぞれ思うところはあるんだけど、「なんか、とりあえず美味いんだよね」で通じちゃう。


それに対して、今の亜弥ちゃんはきっと高級中華料理の中のラーメンなのかな。
素材とか料理工程とかすっげーこだわってて、食べに行った後は美味い不味いに加えて細かい部分が気になる。
そういう高級なものだと意識して食べに行くから、食べるほうもこだわりを求めちゃうんですよね。



ぶっちゃけて言ってしまえば、俺は新曲「きずな」で何をしたいのかが見えてこないんですよ。
いい曲だとは思います。歌も上手いと思います。ただ、それだけなんです。
あくまで今のところですけど。


笑顔もそうだったんですけど、思い入れを作ったなら泣ける曲になるかもしれません。実際、去年の秋はそういうものだったしね。
でも、それじゃ松浦亜弥ダメになってく気がします。
歌手としてはすごくいい方向に向かってるのかもしれないけど、松浦亜弥としてはなんか違う気がする。


(しかし、これだけ人生観を歌う曲が続くと彼女に何かあったのかと思ってしまいます。
それを伝えたい気持ちが強すぎて、こっちが受け止めきれないのかもしれない。
・・・ま、深読みしすぎでしょうが^^;)




今のB℃ほどに初々しさを取り戻せ!って言ったって、そりゃあ無茶な話ですwそれじゃあ痛いだけだwww
ただ、もう少し初心に戻ってもよくないですか?と問いたい。


ベリの最近の傾向がすごくいいんですよね。
胸騒ぎスカーレット・VERY BEAUTY告白の噴水広場っていう重い路線から、付き合ってるのに片思いで若干軽くして、ジンギスカンで見事にぶっ壊す流れ。(ジンギスカンは狙ったものではないかもしれませんが)


なんか、そういう縛りがない自由な感じはないのかなぁ。
もっとしっちゃかめっちゃかな曲を出してもいいと思うの。(極端なのはアレですけどw)
彼女自身が歌いたいものを歌ってるのかもしれませんが、それが逆に歌の範囲を狭めてる気がする。それで動けなくなってくのが見える。


ライブは楽しい。彼女がかなりしっちゃかめっちゃかやってるから。
それがシングルとかアルバムとかまで現れてくるのを期待してるんだけど・・・もうそれもないのかなぁ。



でも。だがしかし。


こないだのあやナイでかっちゃんが感極まってたのを見て*1、まだ松浦亜弥は戻ってこれると思いました。
何年経ってもこうやって思っててくれる人がいて、今でもドキラブがこうやって歌われてるんですから。


もっと荒削りでいいです。手を抜くんじゃなくて肩の力を抜いて。
直接歌詞にしなくても、彼女の歌そのもので伝えられると思うんですね。そういうの。
そのあたりみんな感受性強いんで、大丈夫です。大丈夫大丈夫。



少しだけゆるーくやってみたらいかがでしょう??

*1:何度もエピソードとして出してますけど、それぐらい衝撃だった出来事です