松浦亜弥はどこに向かうのか

松浦亜弥コンサートツアー 2007秋~ダブル レインボウ~ [DVD]

松浦亜弥コンサートツアー 2007秋~ダブル レインボウ~ [DVD]


※ライブそのものの感想は2007年10月〜11月ぐらいの日記を参照。
以下はあくまでライブDVDを見た後の話です。


改めて見てみても、やっぱすっごく楽しいライブだったし、今までとも違うものでした。
前半(バンド登場前、〜らぶちゃん)も、こうやって映像で“観るもの”としてはいいなって思った。


今の松浦亜弥さんの力は如何なく出てると思います。本人が絶好調って言ってるんだから間違いない。
ただ、もうちょっと何かをどうにかすればその力がもっと効率よく伝わったんじゃないかなと思う部分もあります。
ちょっとセットリストの順番を変えたらすんなり行くのにな、とか。灯台は今見てもそう思う。
(観るものって表現をしましたが、そういうものとしての灯台はすっごく綺麗に映ります。)


それと、映像を見てて感じたのは、松浦亜弥はいつまでたっても“あやや”なんだなぁってこと。
デビュー当時から成長した部分もあれば無くなった(意識して無くした)ものもあるでしょうが、歌ってたりMCやってたりするのがいちいち可愛いの。
この人はいくつになってもどんなに大人びても“あやや”ですわ。
アイドルっていう肩書きはなくなっても、あややって肩書き(ミドルネーム?)はずっとついていくんだと思います。


カメラワークが、足元から全身を舐めるようなのが多かった気がしますw
衣装が変わるごとにあったと思うんだけど、ほんとに肌が白いな!
膝から太もものあたりを映すぐらいで、毎回思ってた。
どうやったらあんな子が生まれるんでしょう。すっごい。


生バンのHappy to go!はオリジナルの5割増でいいです。
きっちり吸い出して聞きまくります。



まぁ本編の感想はこれぐらいで。
(すんごく個人的な指摘ですが)時間なかったらHappy to go!から最後までを見たらいいよ!





んで、何が書きたかったかって言うと、前回分の日記に対してお返事をいただいたのでそれに関してのこと。
トラバし続けるのもアレなんで普通に書きますね>グッドくん
読んですぐ書きたかったんですが、ライブDVDの感想と繋がる部分があるかなって思って。
(書いてて若干喧嘩腰になるかもですがごめんなさい><
喧嘩売ってるわけじゃないので、理解して読んでいただければ。)


俺の亜弥コンの初体験も(昔からの方からすれば)遅めの松リングなんですが、今がそのときの余韻だけで繋がってるって感覚はありません。
地方にいた自分が関東に出てきて、行こう行こうって思って一人で行った東京厚生。
あそこで松浦亜弥に対する印象がぐぁんって揺らされた感じ。


それからいろんなことがありました。神戸も代々木も姫路城もハワイも相模大野も。
そういうのが外からの力になって、今の自分の大きな波になってる。
だから、松リングもヒッパレも松クリも進化ノ季節も、思い入れの違いはあれど割と同じ位置づけなのかなって思う。


出来事が必ずしもプラスに働くとは限りません。そんなに順風満帆な5年間じゃなかったしね。
それぞれ考えることがあって違う波を持ってるから、同じこと(今回のライブの話もそう)に対しても考えが違うわけで。


今の亜弥ちゃんのライブって言うのは、そういうものの最大公約数としてのライブだと思います。
聞かせる曲もはっちゃける曲も定番の曲も全部詰め込んで。




「曲を聴かせる」っていうことを前面に押し出すのであれば、こっちもそんなに回数行く必要は無いと思うの。
それこそ1,2回入ればいいと思うし(そのほうが母体が少ないから思い入れも一入だと思うし)、完璧を求めるならライブDVD見たりアルバム聞いたりするのが一番でしょ?一番いいものをプレスしてるんだから。
俺らが何回も入るより、多くの人が見たほうがいいんじゃないかな。


そうなれば、松浦さん自身もツアーの公演数を減らして1回1回に万全の体勢で臨めるようにしたらいい。
土日昼夜の4公演よりは、土日で2公演にしたらもっとよくなるでしょう。たぶん。



でも自分が1,2回行って満足しないのは、自分がライブで松浦さんに求めてるのがそれこそライブ感だったりするから。
1回1回違うものが見れるアドリブっていうのが松浦さんの最大の魅力だと思うんです。ライブなら至極当たり前なことなんだけど。
歌詞飛びがどうとかそういう小さいことじゃなくて、この公演でしかできない内容をやってほしい。


だってね、

从‘ 。‘)
「あたしのライブが、ストレス発散できたー!とか悩んでることどうでもよくなっちゃった!とか、そういう方向に持っていってほしいなと。
あたしもこう見えて悩んだりとか、あるわけですよ、いろいろと。悩める乙女だしぃw
だけど、こうして週末ライブがあるわけじゃないですか。
ストレス発散じゃないんだけど、自分が楽しいことを、あたしはステージに上がってやりたいことをできてるからめっちゃスッキリするんですよ。
そういうライブで疲れるのとか、めっちゃ快感で。
そう思って私はやってるので、みんなにもそんなような場として来てもらえればいいなって思ってます。」


(ダブルレインボウ・ライブMCより)

普通、21歳の女の子が何千人の前でカンペも無くこんなことすらすら出てこないでしょう。
書き起こしてるこれもかなり端折ってて、途中でお客さんの合いの手に一個一個応えながら喋ってるんだよ。
そういう話を聞いてるのが最高に面白いんですよ。
(自分は一昔前の亜弥コンについて「ぶっちゃけMCを聞きに行ってる」って言ったこともあります。)


そんな風に考えてる自分にとっても、今回のツアーは折衷なんだよね。。
内容はものすごくいいです。歌声も表情もすごくいい。
ただ、↑でも書いたように、もっとうまくやれば絶対もっとよくなる。
松浦亜弥はここで満足しちゃいけない。もっともっとよくなる。



昔から自分が飲み会のたびに言ってるのは、動と静でセットリストを完全に分けたツアーをやること。
今の松浦さんはライブのセットリストも組めるしコンサートのセットリストも組めると思うから。
前半後半にしてもいいし、昼夜で分けたりしたも面白くないかな?亜弥ちゃんの負担は尋常じゃないけど^^;

それ故か、最近ではあややさんにライブハウスでライブをやってもらいたいんですよね。
もちろん生演奏で。
そして、「絶対解ける問題」でモッシュがしたいw

これはすっごくわかるww
(ちなみに今うちら界隈では桃色がモッシュっぽくなりつつあります)
ライブハウス、美勇伝は行けるだろうなって思ってたんだけど、確かに亜弥ちゃんも行けるね。



松浦さんがこういう路線にシフトしてファンが増えていくのはいいことですが、絶対数が変わらない(i.e. 辞めるファンも増えていく)んじゃ話になりませんで。
今の路線で行けとは言いません。昔の路線に戻れとも言いません。
こういう方向に振ってしまった以上は、どっちも取っていかなきゃいけないと思います。
(最近は極端にしっとりなんで、今度の新曲とか久しぶりに香りダンスぐらいに戻ってみたりしないかな。。。って個人的には思ってる。)


ヲタはワガママなもので、どっちも見たいんですわ。
松浦さんにはそれに応えてほしいなって思う。



去年の春秋は本当に暗中模索でしたけど、今回が終わってもなお手探り状態なのかな。
フェードアウトにはもうちょっと待ってもいいんでないかな。どうでしょう。